会報『あすなろ』2014年3月号
支部長の独り言 『楽することは楽しいこと?』
楽という字は、「たの-しい」とも「らく」とも読むことができます。では、楽をすることと楽しいことは、イコールでしょうか?
新年の会報で“幸せは、今の生活の中で見い出していくもの”ということを述べました。今回は、幸せになる(幸せを見つけられる、感じられる)ための、もう1つの方法について考えてみたいと思います。それには、次のようなことをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
ある山の上からの景色は絶景として有名でした。Aさんは気の合う仲間と、麓から一歩一歩、長い上り坂を登って山頂に到着して景色を眺めました。一方お金持ちのBさんは、ヘリコプターをチャーターして山頂に降り立ち景色を見渡しました。どちらも同じ景色を見たと仮定しても、どちらが心の残る(感動する)景色を見たかは、容易に想像できるはずです。
ここに幸せになる、大きなヒントがあると思います。つまり、他人から見て同じ状態でも、感じ方には差が出てくるということです。1つが、13号で述べた「幸せを見いだす」ことです。もう1つは、その状況を手に入れる過程に、困難(苦労)を乗り越えているか?ということだと思うのです。私がよく言うことですが『幸せは、高さではなく、幅である』という考え方です(図1)。ヘリコプターをチャーターできるBさんは豊かで、たくさんの人がうらやむ生活をしています。しかし、その生活が当たり前となっているBさんが感じる幸せの幅は意外と狭かったりします。ところが普段、それほど豊かでないAさんですが、たまに楽しいことをすると、その感じ方は、ずっと大きな物になるのです。「忙しい、休みが欲しい」という人が、たまの休みに旅行に行ったりすると、その日は、普段の日の何倍も素晴らしい日となるはずです。ところが、毎日ぶらぶらしている人にとっての1日が、「何かやったっけ?」というのと同じです。
最近、感動という言葉が軽々しく使われています。確かに素晴らしい物を見たり、聞いたりしてもそれなりの感動が味わえると思いますが、実際に自分が動いて感じる(だから感動)ことにはかないません。美容整形によって、おなかの脂肪を取りだしてもスリムになるかもしれませんが、やはり毎日体を鍛えて得た、スリムなお腹の方が満足度が高いはずです。辛い苦しい稽古を経験した人間は、手に入れる結果にも高い満足が得られるでしょうし、将来身に降りかかる困難に対しても、乗り越える力を持てるはずです。
寒い時期に、稽古にくるのですから、周りで積極的に自分を鍛えている仲間の姿を見て自分の励みにして欲しいと思います。 見学している保護者の皆さんも、我が子が痛い・苦しい思いをするのを見るのは辛い時もあると思いますが、それを乗り越えさせてこそ、本当に強い心・体を手に入れることができることを忘れず、応援して頂きたいと思います。痛い思いをせずに強くなれる格闘技はありません!
お詫び
今月は、支部長会・入院、手術などで、大変ご迷惑をおかけしました。ほぼ、体調も戻り、今後はまた、微力ながら子どもたちと一緒に、一生懸命空手道に打ち込んでいきたいと思っています。今後とも変わらず、ご理解・ご協力、応援をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
支部長 重田紀元
連絡
3月、スポーツ少年団員の登録、スポーツ保険の加入、そして本部登録の時期がやってきました。団員登録と中学生までのスポーツ保険の費用に関しましては、会で負担いたします。一般(高校生以上)は掛け金1,850円の内850円を会で負担いたしますので1,000円を集金させていただきます。また、月末には本部登録を行いますので、年会費3,000円を集金させていただきます。(昨年本部未登録の方は4,000円)
※なお、本部の大会に参加しない、昇級・昇段審査も受験しない方は、本部の登録は行いませんので、重田まで連絡いただきますよう、お願いします。
