会報「あすなろ」2020(令和2年)年2月号「 ジムに通う人たち」
退職する時に、同僚の1人から「老後は教養と教育が必要だそうですよ」と言われました。
今更教養…と思ったら「キョウヨウは今日用があること、キョウイクは今日行く所があること」
と教えてくれました。何もせずにボ~っと1日を送ってしまう人生は避けたいと思っていたので
“今日用があって行く所”を(体力・体型の維持を考え)スポーツジムに設定しました。ただ実際にリ
タイヤしてみると意外と『やること』がたくさんあるのです。まず、今まであまりやらなかった
家事です。最近家事労働を市場価格で考えたら、いったい「時給いくらになるのか?」のような
ことが取り上げられることがありますが、あれこれやり出すとキリがありません。
主夫?になって、改めて「主婦はたいへんだなぁ~」と実感しました。更に趣味のための時間と…。
でも会費(行かなくても引き落とされる)を無駄にしたくないので、なるべく行くようにしています
が…。
当初ジムにはマッチョな筋肉マニアが多いのかと思っていたのですが、8割以上はぽっこりお腹
の肥満体型(失礼m(_ _)m)、ジム通いの理由がわかる気がします。プロテイン飲みながら、という
人も結構いますが、何ヶ月経ってもあまり体型に変化がありません。
もちろん運動しないより遙かにした方が良いと思いますが(あれだけ立派なお腹を作り上げた)食
生活を改善しない限り、体型は変わらないようです。まあ、汗をかいて美味しいものが食べられれ
ば、それなりの価値はあると思いますが…。
また、筋トレ、ランニングマシン、スタジオでのレッスン…とほとんど毎日、長時間ジムにいる
人がいます。では、その人達はむきむきマッチョなのかというとそうではありません。
明らかに原因はオーバーワークです。彼らは筋肉痛に喜びを見出しているようです。また、社交場
としてのジム、あるいはファッションを楽しんでいる人もいます。
皆、それぞれの理由でジム通いを楽しんでいるようです。ただ1つ気になるのが筋トレのやり方
です。筋トレのマシンは、どこの筋肉をメインに鍛えるかが明確に設計されています。ところが、
反動をつけたり、体重を利用したり…と肝心の鍛えるべき筋肉に負荷がかかっていない人が多いの
です。まあ、本人が満足しているのですから、横から口を挟む必要はありませんが…。
筋肉は負荷を与えられることにより傷つけられ、それが修復する過程で大きくなります。ですか
ら常に負荷を与え続けると筋肉は修復に要する時間が確保できず成長できません。
どんなことでもそうですが、やるからには効率良くやる方がいいと思います。ですから何事も、仕
組みを理解するための知識も必要な気がします。
たくさんの人が来る中、とても心に残ったのが杖をつきながらやってきている老人です。
その方は、プールに行って黙々と歩いていました。プールでは浮力のお陰で(関節に負担をかけずに)
地上では出来ない運動をすることが出来ます。
“いくつになっても自分の足で歩いていたい”という思いが伝わってきました。目指せ『健康長寿』です。
空手の稽古が出来る私たちは、ある意味とても幸せです。より高い『健康』の維持を目指せるのです。
寒い季節(今年は思ったほどでも…?)ですが、道着1枚で寒気に身をさらしながらの稽古は、辛いこと
もありますが皮膚に良い刺激を与えてくれ、風邪を引きにくい体にしてくれます。
寒さに負けず、稽古に励みましょう。

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