会報「あすなろ」2021(令和3年)年2月号「何を求める?」
先月、「子どもは(自ら正しい判断ができるまでの間は)叱るべきだろう」という意見を述べ
ました。
「ここは学校じゃねーから、来なくたって良いんだよ」とちょっぴり?汚い言葉で道場生を叱る
事があります。今の時代、学校の先生がこんなこと言ったら間違いなく「先生が来なくてイイって
言ったから僕は学校に行かない」となり、親からの苦情で(最悪マスコミに取り上げられ)間違い
なくバッシングの対象となってしまいます。
過去に何度も取り上げたように今の学校は「人間を教育する能力」が極端に低くなっています。
保護者の皆さんは、うちの道場に何を求めて我が子を入門させたのでしょうか?
空手の技能アップに特化し、大会での勝利に重点を置く(空手部のある高校に優先的に?入学
できる)道場もあります。
当道場でも主に水曜日は三木指導員が研究・工夫を凝らした勝つための技術を指導しており、
当道場のスキルは間違いなくアップしています。
しかし、何度もこの会報でお伝えしているように、技能だけ向上すれば良いと考えていません。
我が國際松濤館空手道連盟は、宗家の金澤弘和先生の技能と人柄を慕って、世界中の人々が集まっ
てできた組織です。
当道場の指導員たちも本部のセミナーに参加する中で、皆「國際松濤館空手道連盟の一員である
事に誇りと喜びを持てる」と感じています。ですからわが道場でも単なる空手のスキルアップでは
なく「空手道を学ぶ事が人格完成の一助となり「幸せな人生を送れる力」」と、「この物騒な時代
に、ある程度わが身を守れるだけの「力」を与えてあげたい」という思いで指導しています。
ただ、当道場にプロ(他の道場のような経営者)は居ません。
木更津中央支部の指導者はほとんどが当道場のOBであり、皆、自分たちがそうであったように
「先輩が後輩を指導する方式」が継承されています。
支部長である立場の私でも「指導だけに専念」することはありません。指導というよりは、「自
ら空手道を」続けることによって得られた「健康な身体」「人間としての自信」として何より、
「多くの仲間に巡り合えた幸せ」を次の世代に伝えたいという思い・・・。
そして稽古を継続することによって単に年齢を重ねた人より高い運動能力を維持していけること
を実証していきたいという思いで、今後も稽古出席率・稽古取り組み態度NO1を目指していくつ
もりです。
ただ現在は、指導にしても資格や責任が問われる時代ですので、指導員の賠償保険に加入したり、
本部の技術講習会に参加したり、日本スポーツ協会等の指導資格を取得するようにして指導の質の向
上にも取り組んでいます。
以前は保護者の皆さんが稽古の様子を見学したり、みんなで川遊びやスキー、育成会の総会、忘年
会など色々な意見を聞く機会がありましたが、特に昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でそういっ
たチャンスがほとんどありませんでした。
新型コロナの収束(いつになるやら・・・ですが)したら、また空手道以外の交流(意見交換)も企
画していきたいと思います。
何らかの縁でこうして國際松濤館空手道連盟の空手を学ぶ「ファミリー」となったのですから(毎月
の会費や送迎といった面でもご協力を頂きながら)今後もこの縁を大切に「木更津中央支部で空手を学
んで良かった」と皆さんが思ってもらえる道場であり続けたいと思います。
支部長 重田 紀元

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