会報あすなろ「第100号」
今月の会報が100号(実際には「その2」を何回か発行しているので、もう少し多いかも…)と
なりました。木更津の空手道場として、歴史ある『國際松濤館空手道連盟の市民体育館道場』を
『木更津中央支部』として引き継いで、8年以上が経過したことになります。名ばかりとはいえ
“支部長(道場の代表)としてやっていかなければならない”となった時、2つのことを考えました。
1つは『役割』です。「空手道の道場として何ができるだろうか?」ということです。たかが
町道場ですが、学校教育が人格の完成に対して、その教育力が極端に低下している中で、(ごく限
られた人数ではありますが)道場に通ってくる人には、空手の技術以外に、何かプラスα(力)を与え
てあげられないだろうか。もちろん『試合で勝つこと』によって得られるものもあるだろうけれど
“平和な時代の日本に生まれた幸せ”を感じられる力、つまり人生において幸せになる力を得られる
場にしたい…と。
そのためにやはり『強さ(力)』は重要なものと考えました。ですから木更津中央支部は、スポー
ツ空手の勝者の育成を目指すだけではなく、『護身』という空手本来の目的を忘れない(特に大人に
なって始める人には)稽古をしていく。ただ、身体的な強さだけでなく、心の強さと礼儀も身につけ
させたい。試合に負けた時も、きちんと礼をしてコートを去れる生徒のいる道場にしたい。本当の強
さ(心と体両面の強さ)を目指し、みんなが楽しんで稽古が続けられる道場にしていきたいと…。
もう1つは“自分の健康のためにできる限り体を動かしていこう”ということでした。選手としても
指導者としても一流ではない人間にできることは“道場生と一緒に少しでも、高みを目指して努力を続
けること”だと思っています。あすなろ3月号で『達人』の話題を載せましたが、スポーツ界(に限らず)
でトップになる人は、天賦の才能+努力が不可欠です。常人がいかに努力しようとも到達できない世界
があるのです。私も含めて、町道場に通う人が『武道の達人』になれる可能性は極めて低いと思います。
しかし『人生の達人』にはなれる。と思っています。たった一度の人生を終える時「幸せな人生だった
なぁ~」と言い切れたら、どんなに素晴らしいことでしょう。
何ら特別な才能もないけれど、空手道をはじめ、柔道、居合道などの武道を学ぶうち、武士道という生
き方・考え方と出会い“人生において幸せを見出す方法を伝えられるのでは”という思いを『あすなろ』に込
めて、自己満足の発行も100回を数えました。中には「空手とはあまり関係がないじゃないか」というよう
な内容もあると思います。「一介のジイさんが、天下国家の話をしてどうするんだ」という人もいると思い
ます。しかし「自分のことしか考えられない未熟な人たち」が増えてきて、ギスギスした世の中になってい
く中で、いろいろな出来事、いろいろな考え方に触れ、視野を広げていく事は、人生の設計においても、と
ても大切な事だと思います。とにかく、これからも、いろいろな話題の提供が出来ていけたらと思います。
どんなことに関しても『無関心』であることが一番良くないことだと思っています。
※エンゼルスの大谷翔平選手の活躍は、暗い世の中に差し込む一条の光のようです。野球にはあまり関心のな
い私ですが、今後も彼の活躍をめちゃくちゃ願って(応援して)います。

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