会報『あすなろ』2014年1月号

支部長の独り言 『明けましておめでとうございます』

 

いろいろなことがあった平成25年が終わり、平成26年がスタートしました。今年はいったいどんな年になるのでしょうか?消費税のアップとか原発の問題だとか、ソチオリンピック以外明るいニュースは、あまりないようですが、私たちは健康で、元気に、笑顔で過ごしていけたらと思います。

正月に実家に帰った時、昔の仲間と酒を酌み交わしながら、いろいろなことを語り合いました。近況報告に続いて、子どもや孫の話で盛り上がっているうちに日本の今後や、現代日本の欠点やら、片田舎の小さな飲み屋で『天下国家について』の話で盛り上がりました。みんなサラリーマンや公務員、農業や商売をしているなど政治とは無関係と思われる職業ですが、本気で日本の未来を心配し「何とかしなければ」という思いを抱いていることに驚かされました。

特にマスコミの話では一同が、大きくうなずいていました。例えば、日本中の学校で問題視されている「いじめ」についても、TVで“おバカタレントの失敗をみんなで寄ってたかって笑いものにしている現状”を見れば、子どもにみんなで一人の人をいじめてはダメ。なんて言ったって無意味。とか、有能な政治家を、みんなでバッシングして辞めさせ、何の決断もできず文句ばかり言っている政治家集団を作ってしまったりと…、たくさんの話題が出てきました。

ここのところ、ずっと言い続けていることですが、現代の日本は大切なことを見失ってしまっています。それは、いろいろなことを我慢し、感謝の心を持ち、今の自分の生活の中に幸福を見出すことです。何度も言うことですが、現代の日本は、アメリカ文化の影響を強く受けていて、自分の義務・責任がどうであるかより、“自分の権利を主張することが当然”のような考えを持つ人が増えてきています。以前の日本にあった「人の振り見て我が振り直せ」とか「恥を知れ」という考え方は、影を潜めてきています。生活保護など、なるべく受けたくない。という人は減って、ベンツを乗り回しながら、生活保護を受け、子どもの給食費は払わない。などといった人が増えてしまっています。

京都にある龍(りよう)安(あん)寺(じ)は石庭で有名ですが、そこに水戸黄門が寄進したと言われる知足のつくばいというのがあります。「つくばい」とは、茶室に入る前に手を清める手水鉢(ちようずばち)のことで、そのつくばいは真ん中に四角の穴が開いていて、その周りを時計回りに見ると、五→隹→止→矢の文字?が書いてあります。実はこれ、それぞれに口を加えて、吾→唯→足→知を表し、吾唯足知(われただたるをしる)と読みます。意味は人の解釈によって若干ニュアンスに違いがあると思いますが、私たちは、とかく足りない部分(不満)にばかり目が行ってしまい、それが苦しみや悩みの根源にもなってしまうのですが、「自分は既に満ち足りた存在なんだ!」そう心から思えたその時点で、迷いや苦しみから解放される。つまり、「どんな生活をしていても必ずその中に幸せを見いだせる。」という心の持ちようを伝えているのだと思っています。

強い心と体を作る。言葉で言うのは簡単ですが、どこかで辛いことや、厳しいと感じることを乗り越えていかない限り、そういったものは身についていきません。しかし、人間とは弱いものです。「やるぞ!」と決心しても、三日坊主という言葉があるように、なかなか思ったことを続けていける人は多くないのです。そんな時、力になるのが『仲間』です。くじけそうになった時、隣で仲間が頑張っていれば「よし、俺も」と頑張れるものです。武道(空手)の稽古も同じです。寒い時、暑い時、だるい時、頑張っている仲間を見て、自分を奮い立たせていきましょう。そして、それぞれが望むもの…健康な体だったり、試合での勝利だったり、身を守る術(すべ)だったり、(人によって違うでしょうが)を手に入れていきましょう!

支部長 重田紀元

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