令和6年4月号 うら面「大会・黒帯・引退(退会)」

〇   大 会
空手でも他の競技と同様に、たくさんの大会が行われています。

どんな団体が主催するかによって、参加することに資格が必要な場

合と、そうでない場合があります。まず会員のみが参加できる大会

には、全小(全日本少年少女空手道選手権大会)・全中(全日本中学生

空手道選手権大会)のように国内の小中学生が参加でき、県→関東→

全国までつながっている大会があります。この大会に参加するには、

年間2,000円払って全空連(全日本空手道連盟JkF)の会員になる必要が

あります。スポーツ少年団の大会に参加するにも、スポーツ少年団の

団員になる必要(当道場は、会で登録料を払っていますので、全員参加

可能)があります。また國際松濤館空手道連盟(SKIF)の大会に参加する

にも、年間3,000円の登録料が必要です。その他に、市の連盟や空手の

友好団体が主催する大会もあります。木更津市の大会、アクアの大会、茂

原や勝山会…の大会などはエントリー費を払えば、会員になることなくそ

の大会に参加できます。表面でも触れましたが、いろいろな大会は、その

都度案内をしており、各家庭で検討していただいて、自由に参加(JKFは前

記登録費が必要)できます。ただし、個人の自由参加ですので、必ずうちの

指導者が付き添う訳ではありません。必ず指導者が行って、助言をしたり

できるのはSKIFの大会と木更津市の大会です。さらに形の試合に出て上位

入賞を目指すには、JKFの指定形(微妙にSKIFの型と違っている)をマスター

する必要があります。“JKFの形指導”も髙浦師範中心に行っていますが、そ

こまでの時間をかける必要がある(入賞できる力がある)か、は各家庭で(指導

部の意見も参考に)判断していただければ良いと思います。重田の個人的な見解

を言わせてもらえば“うちの道場でJKFの形の練習が必要なのは、ほんの一握り”

だと思っています。他の道場のように、大会で上位入賞するために“試合で使う

形だけを繰り返し練習”するのではなく、まずSKIF26個の型を、楽しみながら

覚え、きちんと演武できるようになって欲しいです。SKIFの年間登録料3,000円

を支払っているということは“8月の全国大会、12月の関東大会の参加資格がある”

ということなので、大いに参加して欲しいと思います。特に木更津は北海道や九州

の支部に比べて、地理的にも圧倒的に近い(交通費・滞在費が圧倒的に安い)です。

〇   黒 帯
我が道場は『初段』取得時には、お祝いとして会から帯を贈呈しています。ただ、

何度も言うことですが、初段というのは“とりあえず一通りの空手ができるようになっ

た”ということで、そこで空手が完成したのではありません。うちの道場の指導者の多

くが仕事を持っていますので、稽古に参加できなかったり遅れたりすることがあります。

そんな時、指導の助けを黒帯さんには手伝ってもらうことがあるので、黒帯取得後の会費

は1,000円としています。大人の場合には、それまで通り、稽古の参加だけでもいいです

し、指導部の仲間として(資格を取りながら)後輩の指導をしながら、自分の稽古を続けて

いってもいいです。

〇  引 退(退会)
いろいろな事情により、道場を去って行く人がいます。ただ残念なのは「受験がありま

すので」と言って辞めてしまう人です。中学校の部活動でもそうですが、夏休みの総体を

最後に3年生は部活を引退します。では、その後勉強に専念するか?と言えば、全くそう

ではありません。個人的には、週に1回でも体を動かした方が、勉強にも集中できると思っ

ています。要は“空手が好きなのかどうか”なんだと思います。また、会費が2ヶ月未納の場

合は、名簿から削除させてもらっています。子ども達によく「ここは学校じゃないから」と

言う通り、何の縛りもありません。ただ、一つの趣味として(引退なしに生涯)続けていく

のも悪くないと思います。

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